下顎前突/反対咬合(受け口)
下顎前突/反対咬合とは?
上下の歯の咬み合せが反対になって、下の歯の方が上の歯よりも突き出た状態で、一般に「受け口」と呼ばれています。 前歯1本だけ咬み合せが上下逆になっているものから、4本以上の歯の反対咬合まで程度はさまざまで、審美的な面で気になさる方も多くいらっしゃいます。場合によっては、あごの手術を併用して矯正治療をすることがあります。顎変形症の手術を受けられた場合、当院での矯正治療は保険適用となります。
大人の矯正治療例
反対咬合/下顎前突は、生え変わりの時期(永久歯が生え揃う前)に治療を始めることをお勧めしていますが、もちろん大人の方でも治療は可能です。
ケース1
治療前
治療後
こちらは、30代の女性の治療例です。この方の場合、抜歯をしなくても大丈夫でしたので、非抜歯で、比較的短期間に治療を終えることができました。
症例情報
【主訴】受け口を治したい
【診断名】反対咬合/下顎前突
【年齢】30代
【治療に用いた主な装置】マルチブラケット装置
【抜歯部位】なし
【治療期間】1年4か月 また、治療期間と同程度の保定期間を要する
【通院回数】治療期間は16回(月に1回程度)の通院、保定期間は4回(4か月に1回程度)の通院
【治療費概算(自費)】約85万円 ※別途、初診相談料5,500円(税込)、検査診断料55,000円(税込)
【リスク 副作用】
初めて装置を装着した時やワイヤー調整後は、噛むと痛みを感じたり、違和感を持つ場合があります。
矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
歯並びを整え、咬み合わせを改善するため、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
リテーナー(保定装置)を使わずに放っておくと、治療前の状態に後戻りすることがあります。
※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
※ 治療費用は改定していますので、現在の費用は料金ページをご覧ください。
ケース2
治療前
治療後
39歳の男性です。前歯の咬み合せが逆なこと、下あごが出た顔貌の改善を希望し、来院されました。骨格性の下顎前突です。
小臼歯の抜歯と、上下のあごの手術を併用し、治療を行いました。顎変形症の手術をされたということで、矯正治療は保険適用となりました。治療後は若々しくなられ、治療結果に満足していただけました。
症例情報
【主訴】前歯の咬み合せが悪い、下あごが出た顔貌を改善したい
【診断名】反対咬合/下顎前突、顎変形症
【年齢】39歳
【治療に用いた主な装置】マルチブラケット装置
【抜歯部位】上顎下顎第1小臼歯
【治療期間】2年10か月 また、治療期間と同程度の保定期間を要する
【通院回数】治療期間は34回(月に1回程度)の通院、保定期間は9回(4か月に1回程度)の通院
【治療費概算】約30万円(保険診療)※別途、外科手術費(提携病院実施・保険適用・高額療養費制度対象)。保険適用となる外科的矯正治療と診断した場合は、検査診断料等も保険の算定に従います。
【リスク 副作用】
初めて装置を装着した時やワイヤー調整後は、噛むと痛みを感じたり、違和感を持つ場合があります。
矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
歯並びを整え、咬み合わせを改善するため、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
リテーナー(保定装置)を使わずに放っておくと、治療前の状態に後戻りすることがあります。
※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
※ 治療費用は改定していますので、現在の費用は料金ページをご覧ください。