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歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療

歯科矯正用アンカースクリューとは

歯科矯正用アンカースクリュー

歯科矯正用アンカースクリューは、人体に安全なチタン合金でできたネジのような小さな矯正装置です。通常の矯正治療では、歯同士を固定源として歯を動かしていきますが、歯科矯正用アンカースクリューを埋入すれば、それを固定源に全ての歯を同時に動かすことができるため、治療期間の短縮が期待できます。

歯科矯正用アンカースクリューのメリット/デメリット

<メリット>
・歯を動かす場合の「まずは犬歯を、その次は前歯を移動させる」といった手順を省き、一度に歯の移動ができるため、治療期間の短縮が期待できます。
・前歯を大きく移動させる際に被らなければならなかったヘッドギアを使用せずに済むようになります。
<デメリット>
・埋入手術が必要になります。
・治療中にお口の中の衛生状態が悪くなると、炎症を起こす可能性があります。
・骨が発達しきっていない子どもの矯正治療では使用できません。
・大人でもお口の中の状態によっては使用が適さない場合があります。

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療例

歯科矯正用アンカースクリュー

初診相談時22歳4ヵ月。歯科矯正用アンカースクリューを用いて、2年間で叢生(八重歯)を中心に全体の歯並びを矯正しました。

治療前
歯科矯正用アンカースクリュー

治療後
歯科矯正用アンカースクリュー

この患者さんは歯学部に在学中で、八重歯を治したいと来院されました(歯学部に行くまでは八重歯はチャームポイントだと思っていたそうです)。上の奥歯が前に移動してきており、その歯を後ろに戻すためにヘッドギアの使用が必要でしたが、ご自分にとって毎日の生活の中でヘッドギアの使用は難しいというご判断と、卒業式までに治療を終了したいというご希望から、歯科矯正用アンカースクリューを使用しました。短期間でとてもきれいに治りましたね。

症例情報
【主訴】八重歯を治したい
【診断名】叢生
【年齢】22歳4か月
【治療に用いた主な装置】マルチブラケット装置
【抜歯部位】上顎下顎第1小臼歯
【治療期間】2年 また、治療期間と同程度の保定期間を要する
【通院回数】治療期間は24回(月に1回程度)の通院、保定期間は6回(4か月に1回程度)の通院
【治療費概算(自費)】約90万円 ※別途、初診相談料5,500円(税込)、検査診断料55,000円(税込)
【リスク副作用】
初めて装置を装着した時やワイヤー調整後は、噛むと痛みを感じたり、違和感を持つ場合があります。
矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
歯並びを整え、咬み合わせを改善するため、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
リテーナー(保定装置)を使わずに放っておくと、治療前の状態に後戻りすることがあります。

※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。

※ 治療費用は改定していますので、現在の費用は料金ページをご覧ください。

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