矯正治療の流れ
STEP1初診相談(所要時間:30~60分)
歯並び、咬み合わせ、口元に関するお悩み、気になることはなんでもご相談ください。
当院では、まず必要最低限のレントゲン写真を撮影し、予想される具体的な治療方法、期間、費用をお話しします。
初診相談料は5,500円(税込)です。
STEP2検査(所要時間:45分)
初診相談後、当院にて治療をご希望の場合は、詳しい検査を行います。
基本的に初診検査では、口腔内写真撮影、レントゲン写真(頭部X線規格写真、パノラマX線写真)撮影、模型採取、唾液検査、歯周病検査(歯周ポケットの計測)などを行います。
この検査が完了してから次の診断の準備ができるまで、7~10日程度のお時間がかかります。
STEP3診断・治療方針のご説明(所要時間:30分)
初診相談の時に、大まかな治療期間、費用についてはお話ししていますが、検査の結果を元に、正式な治療計画を立てます。最適な治療方法を決定し、治療期間、治療費について改めてご説明いたします。
治療方法が2つ以上ある場合は、それぞれの治療方法の違いを説明の上、患者さんに選択していただくこともあります。
治療方法、治療期間、治療費全てにご納得いただいた時点で、治療開始となります。
STEP4お口のメインテナンスについてレクチャー
唾液検査、歯周病検査の結果から、むし歯のなりやすさ(カリエスリスク)、歯周病の罹りやすさ(歯周病リスク)をご説明します。むし歯・歯周病の予防法を学んでいただくと共に、歯磨きが不十分なお子様には歯磨き指導を行っています。
歯周病のある成人の方は、かかりつけ歯科医院での歯周病初期治療が終了してから治療開始となります。かかりつけの歯科医院がない方は、当院で紹介いたします。
抜歯(必要な方のみ)
歯並びによって歯を抜く必要のある方がいらっしゃいます。詳細は「抜歯について」をご覧ください。
STEP5矯正装置の装着・歯の移動開始
いよいよ本格的な矯正治療の開始です。矯正装置を装着する時は、診療時間を90分程度みてください。ここで十分な時間をとっていただくと、治療期間全体が短くて済みます。また、治療が進んで、仕上げのワイヤーを装着する時も、診療時間を60分程度みていただきます。
矯正装置装着後は、1ヶ月に一度ワイヤー調整のために通院していただきます。
その際の診療時間は15~30分程度です。
一般的に歯の移動には、永久歯が生え揃う前のお子さん( I 期治療)は半年~1年、永久歯がある程度生え揃う、主に中学生以降の患者さんや大人( II 期治療)は、2~3年みていただいています。
※歯磨きが上手にできないと・・・
歯磨き指導のために、治療時間が15~30分延長されます。歯磨きが改善されない方は、毎週通院が必要になります。それでも改善しない方は、矯正治療が中断する場合があります。
STEP6保定
歯の移動が終わり、矯正装置を外したら保定期間に入ります。これは、きれいに並んだ歯並びを安定させ、後戻りしないようにするための期間で、リテーナーという歯の位置を安定させるための装置を付けていただきます。
保定期間は、歯の移動にかかった期間と同じ程度で、その間4ヶ月ごとに通院していただきます。
矯正治療完了!定期健診
保定期間が終了すると、矯正治療は終了ですが、お口の中の健康を保って、80歳までご自分の歯で食事をしていただくためには、プロフェッショナルによる定期健診を受けることをお勧めします。
矯正治療について
【治療内容】
スタンダードエッジワイズ法を用いて歯を動かし、歯並びや口元・咬み合わせを整えていきます。
【治療期間及び回数】
動的治療期間:約2~3年程度、通院回数 24~36回(月に1回程度)
保定期間:約2年程度、通院回数 6回(4か月に1回程度)
【標準的な費用(自費)】
子どもの矯正:第Ⅰ期治療 約30~50万円、第Ⅱ期治療 約40~70万円
中高生・大人の矯正:約80~120万円
【リスク 副作用】
初めて装置を装着した時やワイヤー調整後は、噛むと痛みを感じたり、違和感を持つ場合があります。
矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
歯並びを整え、咬み合わせを改善するため、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
リテーナー(保定装置)を使わずに放っておくと、治療前の状態に後戻りすることがあります。
※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。