上顎前突(出っ歯)
上顎前突(出っ歯)とは?
上の歯が突出している状態です。突出の程度により、正常と不正の線が引かれますが、その線引きは難しく、患者さんが「上の歯が出ているのが気になる」と訴えられた時に矯正治療となります。特に、ご本人が気にされてなくても、歯が折れたり、脱臼など外傷の危険があったり、唇が閉じ辛い場合は、矯正治療をお勧めする場合があります。
永久歯が生え揃ってからの矯正治療例
格好良くなりたいと受診された小学6年生の男の子です。
上顎前突と叢生の改善のために小臼歯4本を抜歯し治療を行いました。
治療前
治療後
症例情報
【主訴】歯並びを治して格好良くなりたい
【診断名】上顎前突、叢生
【年齢】12歳
【治療に用いた主な装置】マルチブラケット装置
【抜歯部位】上顎下顎第1小臼歯
【治療期間】第Ⅰ期治療 + 第Ⅱ期治療で 2年 また、治療期間と同程度の保定期間を要する
【通院回数】治療期間は24回(月に1回程度)の通院、保定期間は6回(4か月に1回程度)の通院
【治療費概算(自費)】第Ⅰ期治療 約40万円・第Ⅱ期治療 約50万円 ※別途、初診相談料5,500円(税込)、検査診断料55,000円(税込)
【リスク副作用】
初めて装置を装着した時やワイヤー調整後は、噛むと痛みを感じたり、違和感を持つ場合があります。
矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
歯並びを整え、咬み合わせを改善するため、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
リテーナー(保定装置)を使わずに放っておくと、治療前の状態に後戻りすることがあります。
※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
※ 治療費用は改定していますので、現在の費用は料金ページをご覧ください。