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矯正治療Q&A

矯正治療の不安・悩み

Q.矯正治療は痛いですか?

A.はい。初回、ワイヤーを装着した時が一番痛いですが、日に日に痛みは軽減します。

個人差はありますが、違和感があって、咬むと痛いといった感じです。ですが3週間後には何でも食べられるようになります。その後、およそ1ヵ月ごとに調整に来院していただきますが、ワイヤーを調整した後は少し痛みを感じると思います。私も矯正治療を経験しているので、治療を受ける側の感覚も理解しています。矯正治療前、治療中のお悩みはお気軽にご相談ください。

Q.矯正治療中は歯磨きしにくいと聞きました。むし歯になる心配はありませんか?

A.そうならないようきちんと指導を行います。

歯磨きが上手くできないとむし歯になるので、きちんと指導を行い、歯磨きの習慣づけを行います。治療中、歯磨きが上手くできていなかったら、当院でPMTC(歯科衛生士による歯磨き)と、歯磨き指導を行います。

Q.矯正治療をするのに、健康な歯を抜かなければならないのですか?

A.場合によっては抜かなくてはなりません。

しかし、その場合は、抜歯によるベネフィット(利益)が患者さんにもたらされます。

Q.矯正のために臼歯を抜くと、しっかりと咬めないのではないか不安です。

A.他の歯全てをきちんと咬み合せるので大丈夫です。

通常は大臼歯は抜かず、小臼歯を4本抜歯します。矯正治療が必要な方のほとんどは、デコボコ(叢生)や出っ歯(上顎前突)で、全ての歯が咬み合っているわけではありません。4本抜歯しても、残りの24本しっかり咬み合せますので、咬めないことはありません。また、人によっては抜歯をしたことによりスペースに余裕ができ、親知らずがきちんと生えて咬み合うケースもあります。大臼歯を抜く場合もありますが、その場合でも残り全ての歯をきちんと咬み合せますので、ご心配なく。

Q.矯正をすると歯の根っこ(歯根)が短くなると聞きましたが、問題はないのですか?

A.日常生活に影響が出ることはありません。

ほとんどの場合、歯の根の先が、ほんの少し短くなりますが、歯科医院でレントゲンを撮った際に「吸収しているね」と指摘を受ける程度です。まれに、歯根の4分の1程度吸収する歯がありますが、その場合でも日常生活に影響が出ることはほとんどありません。しかし、ひとたび歯周病に罹患すると、歯根が短いことはリスクになります。対策として十分な歯磨きにより、歯周病にならないようにしていただきます。

Q.矯正装置が目立つのが嫌です。何か方法はありますか?

A.目立たない矯正治療あります。

セラミックで目立ちにくいブラケットがあります。また、裏側からの舌側矯正(リンガルブラケット矯正法)という方法もあります。

Q.どの医院で矯正治療を受けようか迷っています。アドバイスはありますか?

A.歯科矯正を専門とする医院、もしくは矯正治療専門の歯科医が常勤している医院をお勧めします。

歯科矯正は、治療期間も長く、費用負担も大きい治療となります。医院選びはぜひ慎重に行ってください。

Q.矯正治療をしながら吹奏楽ができますか?

A.管楽器について、演奏はできますが、影響はでます。

矯正装置を装着した状態でも管楽器は演奏できます。ほとんどの方が数週間から数カ月のうちに装置に慣れるでしょう。しかし、装置の装着はオーディションや発表会、試験の直前は避けた方が好ましいです。管楽器を演奏している方は矯正を始める前にご相談ください。

Q.矯正を始めたいのですが、来年結婚式を行う予定なので躊躇しています。

A.結婚式の際は矯正装置を外し、歯の間に隙間がある場合は仮歯も作成してわからないようにします。

当院ではご自身の結婚式であれば、一度装置を外して式に臨んでいただいています。歯の隙間が目立つ場合は仮歯を作成し、わからないようにすることもできます。矯正治療中でも晴れやかな結婚式を迎えられます。

治療期間・治療費など

Q.治療期間の目安を教えてください。

A.子どもの矯正は半年~1年、大人の矯正は2~3年です。

永久歯が生え揃う前のお子さんの治療( I 期治療)は、半年~1年が目安です。
永久歯がある程度生え揃う、主に中学生以降の患者さんや大人の治療( II 期治療)は、2~3年が目安となります。

Q.治療費はどのくらいかかりますか。皆さん、一括で支払われるのですか?

A.料金表の通りです。無利子の分割払いもあります。

治療費については、矯正治療の料金をご覧ください。また、分割払いされる方も多数いらっしゃいます。当院の場合、分割払いでも利子はかかりません。

Q.矯正治療に時間がかかると治療費も高くなってしまうのですか?

A.いいえ、当院では治療開始時にお伝えした以上の料金はいただきません。

通院の度に調整料がかかる矯正歯科医院では、トータルでどれだけ治療費がかかるかわからず、患者さんもご不安だと思います。治療が長引いた分は、医院が負担することになりますので、最初にお伝えした治療期間で終了することを目標に、責任をもって治療にあたります。

お問い合わせの対応例

当院にご相談いただいた方に院長がお答えした回答です。ご参考になればと思い、掲載しました。

Q、子どもの受け口。半年の一時帰国中にマウスピース治療で治りますか?

お問い合わせ:海外在住の6歳の女の子の保護者様。6ヶ月間の一時帰国予定。
乳歯9本抜けて、上下前歯2本永久歯が生えてきている状態。笑うと少し下の歯が前に出る。
日本では少しの受け口だとマウスピースを使って数か月で治ると聞いたことがありますが、そういった治療方法はあるのでしょうか? 6か月しか滞在出来ないため、歯並びの治療までは進めなくても、受け口だけでも直せるならと思い、ご相談させていただきました。

A.反対咬合の原因によります。反対咬合は成長と共に再発する場合があり、最終的に責任をもてる矯正治療専門の歯科医のところで治療するのがベストです。

お嬢様が受け口であるとのこと、改善のお手伝いができましたら幸いです。

マウスピースを使った治療は当院では行っておりません。
乳歯列の反対咬合は2割くらいの方は自然に治ります。そのため当院では乳歯列の反対咬合は治しません。
混合歯列期の反対咬合は治療します。
前歯の交換期に自然に直る反対咬合に対して、乳歯列期にマウスピースを使って治療を行った場合、予後は良く、再度反対咬合になる事はありません。
逆に、自然に直らないタイプの反対咬合をマウスピースを使って改善した場合には、前歯の交換期に再び反対咬合になることがほとんどです。
また、マウスピースは患者さんが使用してくれないと治りません。
当院では確実に短期間で反対咬合を改善する目的で固定式の装置を使用しています。

お嬢様の反対咬合の原因が歯の生えている向きによるものであれば、混合歯列期に反対咬合を改善すれば、そのままの状態を維持できますが、反対咬合の原因が骨格性(上の顎が小さい、下の顎が大きい)のものである場合は、成長とともに反対咬合が再発する場合があります。
脳を収納している頭蓋骨は割と早く成長し、小学校高学年では大人の80%程度の大きさになります。
上の顎は頭蓋に直接ついているので早い時期に成長します。それに対して下の顎の骨は手足の骨と同じタイプの骨なので、身長がグンと伸びる成長期に一緒に大きくなります。
このように上と下の顎では成長のタイミングが違うため、遺伝的に下の顎が大きいタイプの方は思春期に反対咬合が再発します。

このように反対咬合の治療は長期間にわたる可能性がありますので、治療は最後まで面倒をみていただける矯正治療専門の歯科医にお任せするのがベストだと思います。遺伝的に下顎が大きくなるタイプの方に混合歯列期にどの様な治療をしても、反対咬合は再発します。
ただ、個人の成長発育を100%の確率で予測できないため、当院では混合歯列期に一度反対咬合を改善します。
その上で思春期の成長で反対咬合が再発した人には身長の伸びが落ち着いてから永久歯の治療を行います。

6か月の日本滞在中に当院で反対咬合を改善する事は可能ですが、最終的に責任を持っていただける矯正治療専門の歯科医のところで治療を開始するのがベストです。

Q、矯正治療を専門とする歯科医か、かかりつけ医か迷っています

お問い合わせ:小学3年生(8歳)の女の子の保護者様。
歯科検診では今のところ問題ないと言われていますが、顔が小さめなので矯正はしたいと思っています。
矯正治療を専門とする歯科医院とかかりつけの歯科医院のどちらで矯正を行うか悩んでいます。

A.矯正治療を専門に行う歯科医院での治療をお勧めします。

お嬢様の矯正をお考えとのこと、何もしなくても綺麗な歯並び・咬み合せになっていただければ良いのですが。
矯正治療を始めるならば、矯正を専門に行う歯科医をお勧めします。現在かかりつけの先生がいるのであればなおさら、かかりつけ医にむし歯や歯肉炎等の予防管理をしていただいた上で、矯正を専門とする歯科医で治療を行うのがベストだと思います。

一般歯科で行う矯正治療の問題点は、先生にきちんとした経験や技術があるか不確かだということです。
矯正専門の歯科医が月に数回バイトに来る場合もありますが、途中で先生が代わったり、最悪その先生の開業等で代わりの矯正医が見つからない場合は、治療の継続が困難になる場合もあります。また、バイトは経験の浅い若い先生の場合も多いです。このような理由で矯正を専門に行う歯科医をお勧めします。下記もご参照いただければ幸いです。

矯正治療について
【治療内容】
スタンダードエッジワイズ法を用いて歯を動かし、歯並びや口元・咬み合わせを整えていきます。
【治療期間及び回数】
動的治療期間:約2~3年程度、通院回数 24~36回(月に1回程度)
保定期間:約2年程度、通院回数 6回(4か月に1回程度)
【標準的な費用(自費)】
子どもの矯正:第Ⅰ期治療 約30~50万円、第Ⅱ期治療 約40~70万円
中高生・大人の矯正:約80~120万円
【リスク 副作用】
初めて装置を装着した時やワイヤー調整後は、噛むと痛みを感じたり、違和感を持つ場合があります。
矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
歯並びを整え、咬み合わせを改善するため、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
リテーナー(保定装置)を使わずに放っておくと、治療前の状態に後戻りすることがあります。

※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。

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