阿川佐和子さんと面識はありませんが(当たり前です)わりと好きです.たけしのTVタックルで浜田幸一大先生を一括する佐和子様がすきです.と前置きはこれくらいにして,週刊文春3月22日号の「阿川佐和子のこの人に会いたい」で日本の医療が抱える問題点と解決策が示されています.興味のある方はご一読ください.お相手は「鎌田 實」さん,諏訪中央病院名誉院長のかたで,「がんばらない」「あきらめない」などの著者です.ちょいメタボリックにやさしい「ちょい太でだいじょうぶ」という本も出しておられます.対談の冒頭ですでに佐和子節全開です.その部分を引用します.
「みんな病院で管だらけで死ぬよりうちで家族に囲まれて死にたいと言ったでしょ.国はそれを実現させる方向に導こうとしているんですよ.」と言われると,「ああ正しい方向なのかな」って騙されかけるんですが......
騙されかける....ですよ.佐和子さんもっと言って!
冗談はさておき医療制度改革(改悪)の問題点
回復期リハビリテーションの問題点
ガン難民の問題点
産婦人科医,小児科医の減少問題
医師の不足
先進国中,最低の医療費
など鎌田さんが認識されている.日本の医療の問題点がきちんと書かれています.
さらに解決策として三つのことが挙げられています.
1.医療費抑制政策をやめて逆に2兆円あげる.ガンは日本中で世界標準の治療を受けられるようにする.
2.産婦人科医,小児科医の充実
3.在宅医療と緩和ケアの「支える医療」の充実
これをして
「医療と福祉を充実させます.国民負担は増やしません.皆さんの命は守ります」とアピールすれば国民も安心して貯金を使うようになるのではと鎌田さんは言っています.
その通りだと思います.鎌田さんは2兆円を核サイクルもしくは道路,新幹線財源からぶんどってくるといってますが,上記の3点が解決するんであれば消費税の増税はしょうがないんじゃないかと私は思います.
鎌田さんも立派な方のようですが鎌田さんのお父さんもすばらしい方のようです.でもやっぱり佐和子様が一番ですね.何せ「騙されかける」ですから.