甲北信越矯正歯科学会

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10日日曜日は新潟市で開催された甲北信越矯正歯科学会に出席してきました.相模原市開業ですが甲北信越矯正歯科学会です.何ででしょうか?ちょっとおかしな感じがしますがこれは私が新潟大学出身だからですね.学会では症例呈示を行いました.さらに日本矯正歯科学会の認定医を更新するための試問を受けてきました.鎌倉市の先生,甲府市の先生に審査していただきました.たいへんよく治っているとお褒めの言葉をいただきました.提出書類の日本語の使い方が良くない.考察に結果が重複して記載されており考察すべきことがされていないとご指摘を受けました.日本矯正歯科学会の認定医のシステムの中で唯一,歯科医師に役立ち,患者さんのためになるpeer review(同僚評価,再評価)のシステムです.ある程度のキャリアを積んだ矯正医は人に症例を評価されることは通常はありません.私は与五沢矯正研究会に所属しているので毎年症例呈示の義務があり,毎年100人の同僚に症例をみてもらっています.症例を人様にみてもらうにはまず自分がその準備として自らの治療を振り返らなくてはなりません.また治療結果を人が見て理解できるように簡潔に図示もしくは記載するには知識と技術が必要です.このような物理的な準備は大変です.医療人としては自らを高める努力をし続けるのは当然のことなのですがそれを実際に行うのは気合い!とエネルギー!がいります.更新のためにpeer reviewを課すことは良いことだと思います(たとえ5年に1症例であっても).願わくば,審査をする側がなぜ審査する側にいるのか会員が納得できるシステムであればさらによいのであるがと思います.

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このページは、星歯科矯正が2007年6月12日 16:21に書いたブログ記事です。

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