本日は横浜の歯科医師会館へ行ってきました。平成19年度口腔癌検診担当者研修会に参加してきました。神奈川県では歯科医師会と口腔外科学会神奈川県支部が協力して昨年度から藤沢市と相模原市で年に1−2回行われているそうです。口腔癌は文字通りお口の中にできる癌です。これを検診で早期発見し治療に結びつけましょうという事業です。癌のうち6%が口腔癌だそうです。発生率は男性で10万人に1.4人、女性で10万人に0.6人だそうです。千葉県で行われた口腔癌検診では2070人が受けて口腔癌が3例見つかったそうです。これは年齢が高いと癌は増えるということと、お口の中にすでに気になる病変をお持ちの方が検診を受診されているため、10万人に2人の病変が2千人に3人見つかったりするんだと思います。早期に発見すれば社会復帰も容易ですが、発見が遅れると社会復帰が困難になると思います。お口の中に気になるできもの、白斑、紅斑(赤い斑点)がありひと月以上たっても治らなければ歯医者さん、お医者さんに診てもらいましょう。当院の患者さんはきちんとチェックしますのでご安心ください。
2007年7月アーカイブ
医院の駐車場にほんの少しですが花壇があります.その植え込みに小さなバッタさんがたくさんいるのを息子が見つけました.お花の葉っぱが何者かに食されていたのでなんだろうとは思っていましたが,バッタの赤ちゃんが大集合でした.そういえば昨秋,ショウリョウバッタさんがそこに住んでいたのを思い出しました.でよく植え込みのなかを観察したら,写真のカマキリさんの赤ちゃんもいました.こんな小さな植え込みでも自然のサイクルは回っているのですね.バッタさんもカマキリさんもそのままにしておきました.気になる方は捜してみてください.
西日本矯正歯科学会で講演をしてまいりました.福岡は山笠の熱気がさめやらぬ状態で華やかさを感じました.宿は西鉄グランドホテル,由緒正しいだけにエレベーターは古く感じましたが,部屋は快適でした.歴史だけを売り物にするホテルではないようです.1階のバーの皆様も,もてなし上手でした.さて,今回は「歯科矯正治療の現状と将来について」という壮大なテーマでお話をしてきました.いくらテーマは壮大でも私の目から見た現状,私の脳が考えた現状は一つですから,気楽に話してきました.ただお話したいことが多すぎて全部は伝えきれませんでした.もう少し的を絞るべきでした.西日本の皆さんすいません.さて今回この学会に参加して参加している先生が皆さん患者さんの事を第一に考えているなと思いました.特に北九州市でご開業の甲斐先生はすばらしい先生でした.一緒に仕事ができる矯正専門の先生がうらやましいです.やはり人と出会うことは良い刺激になりますね.
新潟にいってきました.8日午前中だけ診療し,12時に淵野辺から電車にのって新潟に行ってきました.日曜日にオークラホテル新潟で新潟大学歯科矯正学教室の同門会兼,花田晃治先生の学長就任をお祝いする会に参加してきました.翌,月曜日に新潟市能登のフォーラム歯科医院,佐藤正治先生にお会いしてきました.大学の同級生です.学生時代は本当にやる気のない人でしたが,ある先生に出会って以来,人が変わりました.真剣に歯科医療に取り組む姿をいつも見習わせもらっています.現在もスーパーGPとなるべく日々努力をされております.誉めすぎでしょうか?今回はインタビューをしに行ってきました.歯科臨床に対する思い入れを語っていただきました.「いまは歯科を取り巻く環境は悪いがそれは制度が悪いことに大きな原因がある.制度は代わるものだし,数年後には今より良くなっている可能性もある.一番大切なことは本質的に歯科治療はすばらしい仕事であるということである.患者さんと一著に治療の結果を喜べる,本当にやりがいのある仕事である.若い先生達も悲観せずに腕を磨けばとても良い次代が来ると思う.」と本当に暑く語って?熱くですね.語っていただきました.インタビューは前回紹介したNewsletterに掲載予定です.