本日は横浜の歯科医師会館へ行ってきました。平成19年度口腔癌検診担当者研修会に参加してきました。神奈川県では歯科医師会と口腔外科学会神奈川県支部が協力して昨年度から藤沢市と相模原市で年に1−2回行われているそうです。口腔癌は文字通りお口の中にできる癌です。これを検診で早期発見し治療に結びつけましょうという事業です。癌のうち6%が口腔癌だそうです。発生率は男性で10万人に1.4人、女性で10万人に0.6人だそうです。千葉県で行われた口腔癌検診では2070人が受けて口腔癌が3例見つかったそうです。これは年齢が高いと癌は増えるということと、お口の中にすでに気になる病変をお持ちの方が検診を受診されているため、10万人に2人の病変が2千人に3人見つかったりするんだと思います。早期に発見すれば社会復帰も容易ですが、発見が遅れると社会復帰が困難になると思います。お口の中に気になるできもの、白斑、紅斑(赤い斑点)がありひと月以上たっても治らなければ歯医者さん、お医者さんに診てもらいましょう。当院の患者さんはきちんとチェックしますのでご安心ください。