ちょっと前のブログであるが、内田樹先生のブログで共感した文章があった。
http://blog.tatsuru.com/2007/10/15_1113.php
人間の社会は人の分まで働ける20%の人と、とんとんの60%の人と、人に養ってもらう20%の比とで構成されると書いてあった。
ふむふむ、どこかで聞いた話だな。と思ったが
続く文章を読んで目から鱗がおちた。
その役割は循環する。子供は養ってもらわなくては、ならないし、年老いてしまっても養ってもらわなくてはいけない。一人の人間でも全ての状態をとおるのである。
そして最後の締めはこうだ。
「「社会人になる」ということを単純に「金を稼ぐ」ということだと思っている人間は長期にわたって労働を続けることはできない。
そんな基本的なことを私たちは久しく忘れてきたのである。」
そうなのだ。基本的に社会に出て働くということは世のため人のためであったはずなのである。社会に奉仕すると同義語であったはずなのである。それがいつのまにか自分さえ金が稼げればという風潮になってる。自分だって養ってもらったから大きくなったのである。社会に返さないとね。その分は。
お金が人生の目的であるとやはり自分だけお金が儲かればいいとなってしまう。他の価値観、家族だとか仕事だとかに人生の喜びを見いだすことが普通にできる社会でないといけない。ちっぽけなプライドのために生きるのも、お金のために生きるよりいいかもしれない。
でもみんなわかってないのかも、私はお金のためになんか生きてないと思ってるんだろうなみんな。僕をふくめて。