昨日、アイ・アム・レジェンドを見てきました。ウイル・スミスの映画ですね。私のつたない知識の中ではこの映画は小松左京原作「復活の日」のハリウッドリメイクだと思っていたのですが・・・・。
結論から申し上げましょう。角川映画「復活の日」の方が断然面白いとおもいました。「復活の日」を見たのは高校生だったでしょうか。人生経験の少ない田舎の高校生の感性、と40親父の感性を比較してはいけないのかもしれませんが、復活の日の方が映画としては優れていると思います。エンターテイメントとしてアイアムレジェンドのほうが優れているという意見はあるとおもいますが、ゾンビ映画が好きな方に限られるとおもいます。物語の謎解きに到っては「神のお導き」ですから。
アメリカで興業収入を上げるということはこうゆうことなのでしょう。
科学に過度に依存し、化石燃料という過去の遺産を短期間で食いつぶしている現実を批判するストーリーであったはずであるのに、その部分はまるで強調されずに。
ウイル・スミス対ゾンビばっかり。
物語のサイドストーリーとして娘を思う親、次世代を守る親、という立場が描かれているが付け足し程度。
我が子を思うそのおもいの強さは「ミッドナイトイーグル」のほうが秀逸
さて、「復活の日」が見てみたくなった。でも時間がない。
そうだ文庫本を買いに行こう。