ビートルズの名曲がタイトルになっています。伊坂幸太郎さんの小説を読みました。先週発表の準備が終わっていないにもかかわらず、ラジオで聞いた書評が気になり10日木曜日にTSUTAYAで購入、忙しいといいながら土曜日には読破していました。やらなければいけないことがあるときが最も集中して読書ができるという癖は学生時代と何らかわっていません。試験前にはよく本を読みました。ま「自己逃避」というやつです。今回も自己逃避ですね。でも面白くない本はよめません。この本は掛け値なしにおもしろいですよ。娯楽小説、スリルとサスペンス、映画化も視野に入れているんではないでしょうか。
現代の日本、事件の場所は仙台、首相公選制となった日本で首相がラジコンヘリによるテロで暗殺された。犯人に仕立て上げられた青柳雅春が警察から逃げきれるか。自らの潔白を白日の下にできるか。どきどきしながら一気に読んでしまいました。第一部で事件がおこります。第二部で事件を取り巻く人々が描写されます。第三部で事件の20年後の顛末が語られます。第4部で青柳雅春が逃げます。第5部で事件の3か月後が語られます。最後のシーンは秀逸です。泣いてしまいます。ほら今も涙が出て生きた。