「Sweet Rain死神の精度」という映画を観てきました。上映時間が手頃だったので何の予備知識もなくみたのですが、伊坂幸太郎さんが原作の映画でした。以前ここで紹介した。ゴールデンスランバーの作者ですね。ゴールデンスランバーを手に取ったのも書店でなんとなくでした。伊坂幸太郎さんに縁があるみたいです。縁があるのではなくただ単に伊坂さんが売れているだけという風にもかんがえられますね。
映画の中で死神は「人間はいつか必ず死ぬんだ。死なんて普通のことだ。」という。
これから不慮の死をするかもしれないひとに死神が聞くんですよ。死についてどう考えるかって。
主人公が「そりゃ、あんたにとって死は普通のことかもしれないが、私にとっては特別な事なんだよ。大切な事なんだよ。」て答える。(間違えてたらごめんなさい。)
ちょっと鳥肌がたちました。
物語後半の海が見える美容室は新潟の柏崎のようです。凄く海と青空が綺麗でした。
ちょっと元気が出る映画です。うまくできすぎの感はありますが。お勧めです。
死について考えたことはあります。養老先生の教えに従って自分の死については何も準備はしないことにしました。死んだら自分は無くなるんですから。それに準備し始めたらきりがない。よく生きることにエネルギーを使うことにしました。ただ身近な人の死に対してはある程度準備をしておいた方がいいように思います。悲しみを乗り越えてその後も生きて行かなくてはいけませんから。ここ数年で立て続けに父と母を亡くしました。ま、親の方が先に死ぬんですから当たり前のことで特別何も思っていないンですが、何度確認しても父と母が何年に死んだのかきちんと覚えられない自分に気づきました。もしかすると心の奥底で死を認めるのを拒否しているのかもしれません。