最近、海堂尊さんの本にはまっている。凄く面白いわけではないが、医療の分野、大学での研究等、私にとって身近なテーマが取り扱ってあり、そのメッセージにとても共感できる。それでついつい新しい本を買ってしまう。さて次は「ジーンワルツ」を買いに行かなくては。
先程「医学のたまご」をよみおえた。作者の海堂さんはあとがきで「もっとも、現実では藤田教授みたいな医師は少ないのですが」と書いておられるが、結構いるよね。と思った。大なり小なり、みんなそういう面をもっているよねと思った。ま!海堂さんも「いない」とは言ってない。この辺が味噌かな。藤田教授の人となりは皆さん本を読んでください。
感動したセリフを引用します。
主人公のカオルくんに宛てたお父さんからのメールです。
「ディア、カオル。君は大切な人を失ってしまったかもしれない、と言った。それは仕方のないことだ。何かをしたら、何かを失う。それが怖くて人は何もしなくなっていく。でもそれは間違いだ。カオルは大切な人を失ってしまったと考えているかもしれない。でもそれは、ほんの束の間、君の前から姿を消すだけ。その人の心の中には、カオルが勇気を持って立ち上がった姿がずっと生き続けるだろう。君の心の中で、大切なその人の勇気ある姿がいつまでも燦然と輝いているのと同じように。」
本を読んでない人には何のことかわからないと思います。がこのセリフを歯科矯正領域の専門医制度をきちんとしようと活動している。すべての人に読んでいただきたいと思いました。特に深町会長に。