「ハンバーガーが食べたいから,1ドル下さい」とホームレスにいわれ,1ドル渡し,「ハンバーガーを楽しんでください」と言った後に「ハンバーガーと一緒にミルクシェイクも楽しんで」と言いつつ3ドル出すべきだった.と後悔する村上春樹さん.村上春樹さんはちょっとしたアイディアが浮かぶのに時間がかかるらしい.
久しぶりに村上春樹のエッセイを読んだ.大橋歩さんのイラスト付きで.
読みたい方は,書店でアンアンを買って下さい.
バーガーキングのハンバーガーはあまりなじみがない.ツーソンのツイードファウンデションのならびにバーガーキングがあった.ある日,ランチを食べに行こうとフォードトーラスの鍵を開けたら,先輩の石井さんが珍しく運転するという.ちょっと遠出してスピードウエイを下ったトイザらスの前のイタメシ屋でアルデンテをすぎたスパゲティを食べた.味はまあまあ.帰りも石井さんが運転した.さて,午後のコースも終了し帰ろうと石井先生に鍵をもらいに行った.ジェニファーにバーイといいつつ,石井さんに「鍵ちょうだい」という.「え!知らないよ.お昼から帰って渡したでしょ.」案の定,鍵はロックされた車内にありました.「今日は歩いてダブルツリーに帰りますから,石井さんはホームステー先までレンタカーに乗って帰っていいよ.あすまた乗ってきてね.」といって帰ろうとすると,どうしても一緒に待って欲しいらしい.一人で運転したくないらしい.トリプルAが来るまでの2時間,夕暮れの駐車場でぷりぷり怒る星と元夫ちゃんをなだめるために,石井さんはセブンイレブンであまいチュロスをかってきた.あのね石井さん.僕はあのときその1軒先のバーガーキングのハンバーガーが食べたかったんだよ.石井さんの想像と,僕の希望は違ったみたいだ.元夫ちゃんはフレンチフライが食べたかったらしい.