お母さん!入学前に再点検を

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財団法人 かながわ健康財団が発行している読んでトクする情報誌「かむカム」に

「動く乳歯と6歳臼歯・お母さん!入学前に再点検を」というコラムがあった.

その中に

「八重歯は悪魔の歯・この歯並びの悪い原因のひとつは乳歯から永久歯へと生えかわる交換期の管理のまずさに起因するといってよいでしょう.永久歯への交換は早い場合は5歳くらいから始まります.ぜひ,お母さんが定期的に子どもの口の中を点検して欲しいものです.」

と書いてあった.お母さんが子どもの歯に注意を払うのはよいことである.確かに,歯並びの悪い原因のひとつは交換期の管理のまずさである.では二つ目の原因はなんでしょうか?三つ目の原因はなんですか?この文章には記述がない.これを読んだお母さんが,うちの子が歯並びが悪いのは交換期の管理が悪かったのか!と誤解してしまうかもしれない.交換期の管理のまずさが歯並びが悪い原因のほとんどを占めるのであればこの文章でも問題がない.この時期の管理どうであろうと歯並びに問題が出る子はいる.上下の歯の噛み合わせだけを見ても58.2%が正常ではない.(新潟大学調べ,2004年)歯のでこぼこまで入れたらもっと沢山の人が綺麗なきちんとした歯並びではない.これらの人たちは交換期にきちんと管理されたら綺麗な歯並びになったのでしょうか?そうではないですね.管理のいかんに関わらず歯並びが悪くなってしまう人はいます.最近は乳歯を虫歯で抜かれる子も少ないです.歯並びが悪くなるのは決してお母さんが見逃したからではない場合が多いと思います.

お母さんのせいではありません.でも,仕上げ磨きはしてあげてくださいね.

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このページは、星歯科矯正が2010年2月10日 17:36に書いたブログ記事です。

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