今日,いつもお世話になっている.歯科材料店の所長さんが「ターザン」を持ってきてくれた.理由はテーマが「目と歯のの話」だから.早速,読ませていただく,この類の記事は誰が情報源かによってその信頼性がきまる.信頼性が高いということは誰が読んでも文句が出にくいという意味であるから,常識的な所に落ち着く,それだと,雑誌の記事としては魅力に欠けます.ということで雑誌の情報源は真ん中でなく端っこの人が多い.よい例が健康だけをテーマにしている雑誌である.「○○するだけで,1か月で5キロ減った!」なんて医学的にどうーよというはなしのオンパレードだ.で話を戻して,今回のターザンはどうか?わりと常識的な内容でした.ただ,非抜歯でどんな歯並びも治ると豪語している先生とぱたからの開発者の先生の監修したページがあったのでとっても期待して読んだのですが,期待はずれでした.突っ込み所が少ないです.歯科の先生の中にはかみ合わせを直すと肩こりや身体のゆがみが治るという先生がいらっしゃる.同じ人の身体ですから当然関連しているし,かみ合わせを直すことで肩こりがとれる場合もあるだろう.でも,からだの歪みがかみ合わせを狂わせてるという場合だってあるだろう.その際には,かみ合わせを直しても身体の歪みによってまたすぐ,かみ合わせが変化したりするだろう.所詮は歯医者であるので影響を及ぼせる(責任のとれる)範囲は限定的であるとおもう.今回のターザンでは歯医者がまことしやかに語る「かみ合わせがわるいから,背骨がまがる」という話には乗らずに,背骨を正しくアラインメントすることでかみ合わせの不具合を直すことは可能かと問いかけ,その答えをトレーナーの齊藤さんにもとめている.さすが身体に対して造詣が深いターザンならではの対応だと思った.(基本的に私の体脂肪率は高いのでターザンの読者ではない)くり返すが,同じ人間の身体である.身体(背骨)の歪みがかみ合わせに影響しないわけがない.しかし,かみ合わせを直したからといって身体の歪みが治るほど身体は単純にはできていないと思う.身体の歪みも直しつつ,かみ合わせも直せればよいのであるが・・・
1日に30分以上ウオーキングしてくれるとありがたいのですが・・・
違うコーナーで歯科技工士の方が歯科治療の裏話を解説しているコーナーがあった.そうだよね.と同意できる項目がほとんどであるが,ひとつだけ「矯正やインプラントなどの治療費にも相場はある!」という項目で「ちなみに歯列矯正は歯の裏側に装置をつけるとより確実に歯並びを治すことができるがこの場合治療費は1.5倍に跳ね上がる」とういう記述があった.歯の裏側に装置をつけると質は確実に下がります.見えにくいし作業しにくいし,時間をかけてきちんとすれば何とか質は保てるかというところが本音です.裏側の矯正装置はほとんどの場合技工師さんがブラケットの位置決めの技工をします.そう言う意味ではブラケットの位置づけは正確かもしれませんが,できあがる歯並び,かみ合わせの質とは違うものです.「ちなみに歯列矯正は歯の裏側に装置をつけるとより確実に歯並びを治すためには時間がかかるそのため治療費は1.5倍に跳ね上がる」という記述が正しいと思います.